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吉川正文氏(映画「靖国 YASUKUNI」配給宣伝担当者)に参加していただきました。
NEWS23、市民メディアセンターMediRの撮影が入りました。   

 

C.U.T 102 NEWS 
No.36 2008年4月10日発行                 
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文化活動に中立性を求めた国会議員の素朴な行動は、都内全ての上映館が李纓監督のドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」の上映を自粛するという事態へと発展しました。

この由々しい事態はドキュメンタリー映画が「表現」であるという基礎的な芸術教育の欠如と、芸術の「公共性」を国民レベルで議論しないままに「助成金」制度をあいまいな形で導入してしまった歴史に問題があると私は考えます。

同時に特殊な政治的リアクションによって自主規制の連鎖を引き起こしたこの事件は、中国チベット問題を孕む、9.11以降のゼロ年代を象徴する「表現」をめぐる昨今のグローバルな問題が潜んでいるように思えます。

4月25日(金)のスタジオ・トークでは、今回の事件を重く受け止め、クリエーターたちと共に「表現をめぐって」話し合いたいと思います。

【日時】4月25日(金)19時〜22時
【場所】studio c.u.t102 東京都品川区平塚2-7-4
【アクセス】東急池上線 戸越銀座下車 徒歩2分
【定員】15名 無料
【お問い合わせ】contact@hikarufujii.com

【モデレータ】根来祐/藤井光
【ゲスト】さっちゃん、高部優子、深田晃司、K、トラフィックX                            

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さっちゃん ミュージシャン
防衛庁官舎に自衛隊のイラク派遣反対のビラを撒き75日間勾留される。
市民団体「立川自衛隊監視テント村」メンバー。花&フェノミナンのジ
ェンベ奏者・シンガーで様々なライブ活動を行っている。

高部優子(たかべ・ゆうこ)映像作家
日韓共同ドキュメンタリー映画「あんにょんさよなら」製作スタッフ。
戦後補償問題や平和教育などに関わっている。
http://www.gun-gun.jp/document.htm

深田晃司(ふかだ・こうじ)映画関係
長編映画を準備中。劇団青年団に演出部として所属。

K(キー)
公園に「反戦」と落書きし、建造物損壊罪に問われた「反戦落書き裁判」
当事者。最高裁は上告を却下し懲役1年2月、執行猶予3年が確定する。

トラフィックX ストリートパフォーマー
246沿いでのホームレス撤去に伴うアートを利用した「都市の美化」に
抗議するアート・プロジェクト「246表現者会議」を行っている。

根来 祐(ねごろ・ゆう)映像作家
「反戦落書き裁判」をテーマにしたドキュメンタリーやサブカルチャーに
おける女子文化をテーマに制作する。

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C.U.T 102 NEWS 
No.35 2008年2月1日発行                 
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2月19日(火)午前10時30分、最高裁判所でひとつの判決がくだされます。今回のスタジオでは環境を換え、最高裁判所で裁判を傍聴します。都合のつく方・つけられる方は午前10時、最高裁判所・南門前にお越し下さい(傍聴に際し用意するものはありません)。

【日時】2月19日(火)午前10時
【場所】最高裁判所・南門前
【アクセス】永田町駅 4番出口より徒歩5分

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メイプルソープ裁判(日本版) 

ある特定の時代、国、地域においては、わいせつな表現であっても芸術と禁制を免れ、芸術であっても犯罪であると判断される。9年前、成田空港の税関で、写真家メイプルソープの写真が「風俗を害する」と輸入禁止処分を受けた事件はそれを示している。
この事件は、写真集の発行人である浅井隆氏(アップリンク社長)が輸入禁止処分を不服とし、2月19日(火)の最高裁判所での判決を待つまでに発展している。

今回のスタジオではこの裁判を静観する事にする。

【裁判の経緯】http://www.uplink.co.jp/news/log/002479.php
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メイプルソープ裁判(アメリカ版)

アメリカ、オハイオ州でも現代アート・センターの館長、デニス・バリーが「ポルノ」を公開展示した容疑で司法当局に告訴され、メイプルソープ裁判として1990年に判決が出ている。被告側の弁護士はいくつかの美術館の館長や美術史家、美術評論家などを証人に立て、陪審団に「自分たちはメイプルソープの写真が大嫌いだが、芸術は猥褻の禁制を免れるため、わたしたちは美術館とその館長に無罪を言い渡さざるを得ないのであります」と宣告させている。

備考:この裁判の影響により、ワシントンのコーコラン・ギャラリーはメイプルソープ展を自主規制している。その結果、大半の関係アーティストが、この美術館との契約を断ち、すべての現代芸術の展覧会プログラムは中止を余儀なくされ、館長、クリスティナ・オア・キャハールは辞職せざるを得なくなる。
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ロバート・メイプルソープ (1946-89)
アメリカの写真家。男性ヌードを厳格で古典的な手法で作品化し、大きな社会的波紋を投じる。晩年はホモセクシュアル、エイズ患者の社会的権利獲得のために活動する。

 
 

 


C.U.T 102 NEWS 
No.34 2007年12月16日発行                 
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【ゲスト】
        塚原悠也(contact Gonzo/NPOダンスボックス)

【緊急上映】
        『Everybody Wants to Rule the World』 90分(ループ再生)

【Produced】
        Francois Aubart
        Julija Cistiakova
        Haeju Kim
        Lucia Pesapane
        Fabien Pinaroli
        Yuka Tokuyama
        Sadie Woods

【Statement】
        http://www.ecoledumagasin.com/session16/spip.php?article113

【出演】
        ニコラ・ブリオー
        ベアトリクス・ルフ
        グザヴィエ・ドゥルー
        フィリップ・ピロット
        ジョバンニ・カルミネ
        ライムンダス・マラサウスカス
        他26名

【翻訳朗読】
        藤井光

前回のスタジオでは分裂・分断による貧困を防ぐためのプラグマチックな集合の装置としてドイツ・フランスの文化放送テレビ局『アルテ』を検証しました。そして、議論の中で「キュレーション」の役割が問われる形となり、今回上映する映像作品は必見の素材であると思っています。

この作品では、グルノーブル国立現代美術センター・マガザンに在籍していた徳山由香氏ら世界各国から集まった7名のキュレーターが、リヨン・ビエンナーレ・オープニング期間中に「あなた独自のキュレーションとは?」と有名無名のキュレーターたちに無差別インタビューを仕掛けます。

今回の上映は、有象無象のキュレーター像を浮かび上がらせるという制作者の意図に出来る限り近づくために、インスタレーションという形で映像をループ再生し、私が無差別に翻訳を朗読し、議論をし、朗読するという形で日没から終電頃まで行います。

年末の慌ただしい時期ですが、一瞬顔を出すだけでかまいませんので、この実験的な試みに多くの方が参加して下さることを期待しています。

また、今回は大阪を拠点とするインプロヴィゼーション・ダンス・ユニットcontact Gonzoの一人である塚原悠也氏と共にシナリオなき進行を進めていきます。

塚原悠也

現代ダンスと現代美術の不都合な分断を集合させるcontact Gonzoのダンサーであると同時に、NPOダンスボックスのスタッフとして、イスラエルのヨシ・ベルグ&オデッド・グラフなど刺激的なアーティストを日本に紹介している。

【日程】2007年12月20日(木) 日没よりスタート
【場所】studio c.u.t102 東京都品川区平塚2-7-4
【アクセス】東急池上線 戸越銀座下車 徒歩2分
【お問い合わせ】contact@hikarufujii.com

 
 

 

 


C.U.T 102 NEWS 
No.33 2007年11月16日発行                  『マス・メディアの可塑性』
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【ゲスト】

 ドナルド・アバド(フランス)ARCUS レジデンス・アーティスト
 アントナン・フルノー(フランス)TWS レジデンス・アーティスト

アメリカを追い日本でも11月20日から外国人が入国する際、指紋の採取と顔写真の撮影が義務づけられる。グローバリゼーションが結果的にもたらしたのは、むしろローカリゼーションにおける分断かもしれない。

11月29日(木)のスタジオでは、フランスから来日している二人のアーティストを招き、欧州のユニークなマスメディアを検証する。

国営テレビ局「アルテ」はイギリス(BBC)フィンランド(YLE)など欧州12ヵ国のテレビ局がパートナーとなり、ドイツ、フランスが共同で運営しているトランス・ナショナルなテレビ局だ。

アルテのコーポレートアイデンティティーは欧州の経済的アソシエーション能力を高めるためのハードな役割と、ソフト面では新自由主義の圧倒的な価値体系の中で安定的な経済効果が見込めないマイノリティーの表現たちによって成立している。

この「ユニークな経済合理性」は、分断・分裂により貧しくなるあらゆる分野のオルタナティヴな表現を複合させ、グループ・ダイナミックスを指向する。

インターネットが象徴する「選択」の社会の中で、コミュニティーの分断・分裂は避けられないが、マスメディアという「一方的」なアーキテクチャーの権力はオルタナティヴな表現の危機管理問題として無視する事はできない。


【日程】2007年11月29日(木) 19:30-22:00
【場所】studio C.U.T102 東京都品川区平塚2-7-4
【アクセス】東急池上線 戸越銀座下車 徒歩2分
【定員】15名(要申し込み)無料 contact@hikarufujii.com

【ドナルド・アバド】http://www.donaldabad.com/
【アントナン・フルノー】http://www.eniarof.com/
【アルテ】http://www.arte.tv/fr/70.html

 

 
 


C.U.T 102 NEWS 
No.32 2007年9月10日発行                     『狂気の主人たち』
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ここ2ヶ月間は大阪を中心に活動しており、スタジオでのトークセッションが中断しておりましたが、9月27日(木)より進行方法をリニューアルし再びスタートしますので、是非ご参加ください。

今回は、50年前にアフリカで撮影された『狂気の主人たち』という映像ドキュメントをまず観ていただき、鑑賞の後に参加された方々とトークの方法・内容を決め進行していきます。

『狂気の主人たち』はフランスの民俗学者にして映画作家であるジャン・ルーシュのドキュメンタリー作品(28分)です。残念ながら日本語の字幕版はありませんので、簡単に解説をさせていただきます。

この作品はガーナの首都アクラの郊外で週末に開かれる黒人たちの宗教儀礼を人類学的な視野から撮影したものです。

「ハウーカ」と呼ばれる信徒たちはこの儀礼の中で自分たちの罪を告白し、トランス状態に入って行きます。そこで信徒たちはある「キャラクター」に即興で変身して行くのですが、その憑依するキャラとは黒人たちを支配してきた白人の統治者や軍人たちです。

「原始的」とされたステレオタイプのアフリカにおける伝統のイメージは脱構築され、黒人自身が近代システムである植民支配をシュミレートする場面が撮影されています。
アフリカ人類学や物質文化の分野に関心のある方には、彼らが支配者であった「白人に変身する」ことに驚きを覚えないかもしれませんが、この作品が貴重なドキュメントであったことは歪めないでしょう。

【注意】
この映像作品は人間の非日常的なトランス状態や、凄惨な生け贄の儀式が撮影されており、視覚的にハード・コアであることを予めご理解いただきたいと思います。

【日程】2007年9月27日(木) 19:30-21:30
【定員】15名(要申し込み)・無料 contact@hikarufujii.com
【場所】STUDIO C.U.T102 東京都品川区平塚2-7-4
【アクセス】東急池上線 戸越銀座下車 徒歩2分
【お問い合わせ】 contact@hikarufujii.com

 Jean Rouch(1917-2004)
 Les Maitres fous(DVD)1956年, 28mn
 Editions Montparnasse, Paris

 

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C.U.T102
ネット情報社会の影響を多分に受けながら、藤井光のスタジオで開かれる、応答可能なジャンルレスな批評のオープン・スペース。不定系のクリエーター、会社員、教員、失業者などが参加。

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藤井 光/HIKARU FUJII 現代美術家/映像作家
欧州でメディア・アーティストとして活動を始め、現在、行政・法律と芸術の関わりについての制作・研究を行っている。
1976年生まれ/ENSADインタラクティヴ研究所&パリ第8大学第三期博士課程DEA(芸術・美学)卒

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